指番号って重要?

2021年09月23日 09:45

こんにちは😃上野亜依です😊

さて、今日のテーマは「指番号」(大人の生徒さん編)です!


毎週のレッスンにおいて、

指ばっかり注意されるなぁ💦
指番号はどうしても、そこまで意識できないんだよねぇ💦
弾きやすい指で弾くのがいいんじゃないの?
書いてある指が絶対なの?

こういった疑問やお悩み、
ピアノを習っている方はもったことあるんじゃないかなぁと思います。

実際、生徒さんから、こういった質問をされることって結構多いです☺️

実はわたしも、自分が教えるようになるまでは
弾きたいと思ったらガムシャラに音符を追いかけちゃうタイプでした😲笑

そして、ある程度かたちになってきたときに、
このフレーズ弾きづらい・・・なめらかにいかない・・
テンポが上がりきった時ひっかかる💦💦
あぁ、指だわ・・・指が違うんだわ・・・

から、指を見直し、また定着させていくという。

そう、二度手間です!笑

指番号を先に決めずになんとなく弾いていくと、
曲が弾けてきて細部が気になったとき、その原因が指づかいだと
再び直して定着させるという二度手間が発生します😭

普段の練習で、弾いていく時に、
インテンポでざっくり弾くことを優先したくなりますが、
ぐっと抑えて、
丁寧に運指を決めて行きましょう!

とはいえ、どの指使いで弾くのが一番効率が良いのか?
自分に合っているのか?

これは、なかなか悩みますね!
何指から始めたらいいのか、見当もつきません!という方もいらっしゃるかな😅

とりあえず、模範解答は楽譜に指示のある運指です!

逐一、書いてあるわけではなく、フレーズの始まりと、
あとはポジションを移動させる必要のあるところなんかは
大体書いてくれているかと思います😊

こちらを忠実に守って弾いていくと、
複雑に指を変えていく長いフレーズなんかも、
最小限のポジション移動で
ストンと収まりよく弾ききれます😊

でも、教本によっては、
「なぜ・・?」
と首を傾げたくなるような指づかいもたまにあります😅笑

そういうものを発見した時は、レッスンではガンガン変更しちゃいます!

また、手の大きさや、指の間の開き具合によって、
適切な指が変わる場合もあります!

そんな時も、変更しちゃいましょう!!👍

特に、私がレッスンしていて思うのは、
和音をつかむときの指使い。
これは本当に、人によってやりやすいものが違うみたいです!

例えば、「ドファラド」を右手でガシッとつかむとき、
私は(前後の和音なんかにもよりますが)基本的には1245で弾きます。

でも、生徒さんによっては1235が弾きやすい方もいます。

4、5はどうしても指を安定させるのが難しいので、その指を使うと
ヨロヨロしてしまってうまくいかない。

そんな時は、私は変えてもらっちゃいます😊

練習、特訓によりつかめるようになることも大切ですが、
大人の生徒さんは細部にこだわって視野を狭くするよりも、
全体の流れを楽しんで弾くこと、
大事なところを決められる気持ちよさ、
そういったところに重きを置いて仕上げていきたいなと思っています☺️

真面目な生徒さんが多いので、
書いてある指だとどうしてもできない・・!と家で特訓されて、
どうしてもできないんです、こっちの指になっちゃいます・・と
レッスンで申告してくださって、
私が「じゃこっちでやってみましょうか!」と言ったら
すご〜く流れが良くなったりします😊👍

逆に、完全に自己流で指を決めて練習してこられたけど、
でもどうも引っ掛かりが多いな・・と思ったら
大改善を試みて、なるべく無理のない運指を決めて、
それを覚え直していただくこともあります😅

ですが、そうなると、やっぱり二度手間になってしまうので・・
譜読みの段階で、ある程度運指がややこしそうなところは
あらかじめ指示しておきたいなぁと思っています😊

1音だけ、ポツンと現れたおとの指も、「4」と指示があって、
他の音と繋げる必要もなく、なら2でも3でもいいのでは?
と聞かれることもあるのですが、
そういうときの「4」には
「やわらかな音」「まぁるい音」みたいな質感が求められていたりします。

逆に力強さが欲しい1音の時は、「1」「2」「3」が向いていますね。

と、指使いひとつとっても
結構音楽性に意味があるものだったりするんです😊

楽しく、素敵な音楽を奏でるための1ステップ。
地味だし、聴く人に伝わるものではないけれど、
大切な1ステップということを
頭の片隅に置いて、
楽譜と向かい合っていただけたらうれしいなと思います☺️♫

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